窓辺のアルバム(裏ホーム)

このサイトについて

他人の物語という、大きな枠組みがあって

主役は常に他人で

自分が、重要な登場人物の一人になることが名誉でもあるかのように

人々はふるまうのだ。

 

「自分の人生では自分こそが主人公」だと

そんな偽りに騙されて

ささやかな楽しみを貪り食わされることもある。

 

だいたい

関係者の一人でありたいという欲求が誰にもあり

極々少数の、限られた主役格の人物が描いた物語の中で

(準主役とか相手役とかの重要人物は最初に設定済み)

たいていは、盛り上げ役(敵対するグループのリーダーとかw)やら端役やら

モブを演じてしまうのが

人間というものの常なのだなと思う。

 

それに気づいたとき

まさに「憑き物が落ちた」みたいだった。

 

人類最大の物語は

地球の破滅とか、人類滅亡の危機でピークを迎える。

そこに、救出の物語が発生するのは、ごく自然の流れだね。

 

そんな、他人が自作自演でこしらえた物語に

参加表明する必要はないよ。

 

誰がその主役(救世主でもあり、シナリオライターでもある)なのかって問いには

まず意味がない。

それを突き止めていくことも、シナリオに折り込み済みだから

そういう役柄で、自分もまたその物語に参加せざるを得なくなるからね。

 

まあ、言ってみれば

私は私のことをしよう

と、そう思ったわけで

それ以上でもそれ以下でもないけれど、

これがまたことのほか難しいと感じてもいる。

 

でも、どんなに難しかろうが

他人の世界に生きるよりマシだと言えるんじゃないか。

どこに行っても、難しいっていうのはついて回るんだから。

「簡単に、楽に」っていう選択肢はあるように見えても

誰とも比較できないんだから、結局「難しい」と感じるに違いないさ。

 

このサイトが

私が私に対して

後々何らかの役割を果たすのかどうか

それを知りたくもあり

そんな試みの一つとして

思いついたことを書き連ねていこうと思う。

 

 


このサイトについて、その2

このサイトは、個人のアルバムです。

振り返って、見て、懐かしむためではなく

「今」を確かめるために書いています。

 

振り返るその瞬間瞬間の「今」が

過去の風景を決定づけるのかもしれません。

なぜなら、過去の風景は

振り返る度にその意味合いを変えていくからです。

  

ページタイトルの

『窓辺のアルバム』は

昔のドラマ『岸辺のアルバム』からの連想でつけました。

 

実は、そのドラマの主題歌が好きだっただけで、

オープニングが終わるとすぐさまチャンネルをかえていたため

ドラマの内容はよく知りません。

(ドラマ自体は、家族やら男女やらの人間関係ドロドロの世界が描かれていたみたい) 

 

台風によって、

家族にとって大切なもの(アルバムとして象徴化)が流されていくというようなお話。

 

 

洪水のシーンで始まるオープニング画面の

バックに流れる『Will You Dance ?』が、あまりにミスマッチで

そこがまた大きなインパクトがあったものですから。

 

youtubeに

動画があがっていたので

リンク貼っておきます。

こういうのです。

 ↓

岸辺のアルバム(主題歌)

 

今思えば、あの洪水のシーンに

私なりの(当時の私は知る由もない)深い意味があったようです。

『Will You Dance?』の音楽と、画面上の物語が完全に乖離している様子が

はっきりと見て取れます。

 

 

 

私個人的には、ドラマの雰囲気が好きではないので

もっぱら下の動画で、ジャニス・イアンの歌声を聞いています。

どうぞ!

 ↓

歌詞と和訳

 

Will You Dance?

Written and performed by Janis Ian

 

Someone is waiting

Over by the window,

just beyond the stairwell someone's crying

Drowning in the words of the prophets

that are written for the dead and the dying

Someone's lying. No one's buying.

 

 

誰かが待っている

 

窓のそば、ほら 階段のすぐ向こうには

泣いている人がいる

予言者の言葉に圧倒されているの

それは死者と、死にゆく者に向けて書かれたものよ

 

嘘をつく人がいる

誰も信じないけれど

 

 

Someone is dying.

Panic in the streets

Can't get no relief, someone escaping

Waiting on a line for the holy revolution

Parading illusion

Someone's using. Most amusing

 

 

誰かが死にかけている

街は大混乱よ

 

安心などなくて 逃げる人

一列に並んで 聖なる革命を待っている

 

行進する幻想

ドラッグをやっている人がいる

ずいぶん愉快だわ

 

 

Will you dance, will you dance?

Smell of caviar and roses

Teach your children all the poses

How familiar are we all…

Will you dance, will you dance?

Light fantastic in the morning

How romantic to be whoring

Boring though it may be

Who'll survive

if you and I should fall

 

 

踊ろう、踊ろう

 

キャビアとバラの香り

あなたの子供達に教えてあげて

全て ただのポーズだってこと

私達は どれくらい親密だったかな…

 

踊ろう、踊ろう

 

朝のファンタジックな光

なんてロマンティックなんだろう

娼婦のようにふるまうのは

きっと退屈だろうけど

 

誰が生き残るのか

あなたと私が死んだら 

 

Someone is bleeding

Crimson in the night

Strangers, in the light a sudden meeting

Greeting one by one every life runs

flashing before those dashing eyes

 

血を流す人がいる

夜を深紅に染めて

 

光の中で突然出会う 知らない人たち

挨拶を交わせば 一人一人の人生が駆け抜ける

彼らの自信に満ちた瞳の前で

 

 

Will you dance, will you dance?

take a chance on romance

and a big surprise?

Will you dance, will you dance?

Take a chance on romance

and a big surprise?

 

 

踊ろう、踊ろう

 

賭けてみよう 

ロマンスと 思いもかけない出来事に

 

踊ろう、踊ろう

 

賭けてみよう

ロマンスと ビッグ サプライズに

 

 

Stop

 

止めて